先日、健康診断で人生初の胃カメラを体験してきたので、せっかくだから記事にしてみます。病院によって多少対応は違うかもしれませんが、もしこれから受ける人がいたら何かの参考になれば幸いです。
数日前からテンションガタ落ち
健康診断でバリウム体験はあれど、胃カメラは初。怖い、怖すぎる。だって、鼻とか口から胃までカメラを入れるんだよ?
とにかく怖かったので、事前に意識レベルを下げウトウトできる点滴注射を付けるオプションがあることを知り迷わず選択しました(約5,000円)
ただ、実際に体験した知人に聞くと、いつの間にか終わってたと言う人もいれば、全然効かなかったという人もいて、効かなかったらどうしようという不安も拭えませんでした。無事効いたとしても、意識レベルを下げる点滴なんて初めてだからそれも怖くて、結局不安は消えずじまい。
ちなみに前日の夜に夢にも出てきて、大人なのにこんな臆病な自分に嫌気がさしました笑
検査当日。胃カメラまでのカウントダウン
検査は胃カメラ以外にも身長体重測定、視力検査、心電図、胸部レントゲンなど色々あって、最後に胃カメラだったんですが、とにかく他の検査をやってる間はずっと胃カメラのことで頭がいっぱい。おそらくずっと死んだ魚の目をしていたはず🐟
胃カメラ検査部屋へ。検査までの事前準備
いよいよ胃カメラの部屋へ。緊張はピーク。準備にとりかかってる看護師さんに、
「初めてなんで緊張してるんですよね」
「点滴もドキドキしてます」
なんて話しかけたりして、なんとか自分自身の緊張をほぐそうと試みます笑。そんな気持ちを察してくれたのか、丁寧に説明して緊張をほぐしてくれました。看護師さんからしたら胃カメラなんてやり慣れているだろうに、話を聞いてもらえて嬉しかったな。
事前に受付で提出した問診票について軽くヒアリングされた後、胃に効くという紙コップ一杯の飲み薬を飲み干し、その後喉の麻酔としてスプレーをシュッとされました。ピリッと辛い感じ。
ベッドに横向きに寝かされ、まずは生理食塩水の点滴を開始。
喉の麻酔はすぐ効いてきました。麻酔が効いた状態で横になるので唾が出やすくなるのですが、飲み込まずにティッシュに出すように言われ、口元に数枚用意してくれました。いつもなら人前でよだれを出すなんて抵抗がありますが、そんなこと考える気持ちの余裕はなかったので、言われた通りダラダラ状態。
そして、意識レベル下げる点滴を使う場合、鼻からの挿入だと痛くても反応できず傷がついてしまう可能性があるので、経口の挿入のみということをその時聞かされました。鼻からの方が管が細くて楽と知人から聞いていたので、ここでまたちょっと不安な気持ちが増大…
一瞬、ここから逃亡したいという妄想がふと頭をよぎりました(しなかったけど)。大人失格…笑
看護師さんからのアドバイス
処置している間は唾を飲み込むとむせてしまうので我慢すること、胃カメラを入れているときに胃に空気を入れるのでゲップは出来るだけ我慢すること。これらがスムーズに検査を終えるためのコツだということでした。
また、意識レベルを下げる点滴に関しては、効くかなーと不安に思っているよりリラックスしていた方が効きやすいと思います、と言われました。親切にたくさんアドバイスをしてくれて嬉しかったな。
先生登場、そしてついに胃カメラ開始
ついに登場してしまった先生。点滴が生理食塩水から意識レベルを下げる薬に切り替わり、目をつぶってリラックしてくださいと言われ、渡されたマウスピースを咥えました。
ここから少し記憶が飛んだ気がします。ところどころ覚えている事といえば、何度かえずいてしまったこと、管が入ってる感覚はあったものの「まだこれ胃まで到達してないよね?もう少し深く入るのかな…?」なんて考えていたらいつの間にか「終わりましたよ」と声をかけられマウスピースを取られたこと。時間にして5分くらいだったらしいですが、体感では1分くらいだったので、どうやらそこそこ点滴は効いてくれたようです。オプションつけてよかったー。
そして、処置中誰かがずっと両手を握ってくれていて、とても心強かったのも覚えています。
無事検査終了
検査後その場で何も問題がなかったことを告げられ、ほっと一安心。終わった直後は会話は出来るけど頭も体も少しぼーっとする感じでした。
休憩用のベッドへ移動する際に車椅子の移動も勧められたのですが、ゆっくり気をつけて歩けば大丈夫でした。誰にでも言う事なのかもしれませんが、そういう気遣いも嬉しかったです。
ベッドに向かう途中、誰が手を握ってくれていたか尋ねると、その看護師さんが握ってくれていたとのこと。なんて優しいんだろう。初胃カメラがこの人担当で本当に良かったと心から思いました。
(後日、この事を奥さんに嬉々として話したら腹パンされました)
その後ベッドで30分程横になり終了。まだ多少ふらつく感覚があったのでカフェに入ってひと休みしました。ただ、喉にスプレーした麻酔が切れるまでの1時間半〜2時間くらいは飲食を控えるように言われていたので、その時間はちゃんと守りました。
最後に
前日夢に出てくるほどのチキンっぷりを発揮してしまいましたが、蓋を開ければトラブルもなくあっという間でした。それもこれも、腕の良いお医者さんと不安を取り除いてくれた看護師さんのおかげだと思います。
個人的には、当日のキツさはバリウム以上だけど、バリウムより精密に結果が出る安心感や、バリウムの検査後に水分をたくさん摂って数日間排便に注意しなくてはいけない事などを考えると、これからも胃カメラをやっていこう、と思ったのでした。